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最適な仮想化技術とは

December 24th, 2007

数年前から仮想化技術について多くの話が盛り上がっています。一台の物理サーバの中身を分割する技術や、複数の物理サーバを束ねたり、最近ではI/Oまで分割、統合できる技術も出てきているようです。私個人としては多くの仮想化技術があると分類していますが、どうでしょうか?

多くある仮想化技術を、昔ながらのOSI階層で一部抜き出してみました。

1.I/Oレイヤーで分割

複数台の物理サーバを束ねて、一台のサーバのように見せることを目的としています。(私はね・・)

2年前にPCI設計技術者の友人に、2台のサーバをPCIバスで直結できないかと相談したことがあります。2台のサーバの直結は論理的には可能だそ うです。ただし問題点は複数台のサーバをPCIバスで接続する場合に、スター型の接続が非常に困難であること、ディージィーチェーン方式で接続すると転送 速度が遅くなること、使用するプロトコルをどうするのか?PCIのプロトコルでサーバ間の通信は当然できないので、結果的にEtherやIPなどのプロト コルが必要とのことでした。

結局拡張していくと、インフィニバンド に近い仕様となり値段の問題がでてくると個人的にはあきらめました・・・・

ただし昨今では各メーカがブレードサーバの中で、このようなI/Oの仮想化を始めているようですので楽しみです。早く値段が下がることを期待しています。

2.一台のサーバをOSレベルで分割

多くの場合には一台の物理サーバに複数の論理サーバを入れることが目的です。

昔からある方式ですが、一台のハードウェアに複数の論理サーバを搭載でき、それぞれの論理サーバが可能な限り分割しています。このためシステムとしては扱いやすくできております。

3.一台のサーバをアプリケーションレイヤーで分割

多くの場合には一台の物理サーバに複数の論理サーバを入れることが目的です。

基本OSは一つであるため、多くの制限が発生します。ただし一台の物理サーバからとれる論理サーバ(論理アプリ??)の数は多く取得できます。

4.Load Balancerによるスケールアウト

複数のサーバを利用して、総合的な処理能力を向上させる目的です。

5年前はLBの機能が上位アプリをサポートできなたいため、導入するればするだけトラブルとなり、特定用途のみ使用していましたが、最近のLBはかなりこなれてきた感じがします。通常のサーババランスであれば概ね期待値どおりに働いてくれます。ただし裏で特殊なサービスを動作させる場合には、事前の検証が重要ですね。

5.モジュールプログラム

サーバを分割したり、統合したりするだけが仮想化技術では無いと考えます。

アプリケーションのモジュール転送も仮想化の一つだと言えます。遠い遠い場所にて作業を実施するが、アプリケーションの権利や内部のデータの漏洩を防ぐためにモジュールプログラムをネットワーク経由で相手のPCに送り込み起動させる。ただし実際のデータはHDDやメモリー上には一切展開しない方法を採用することもありかと思います。よって仮想化がそのままセキュリティ対策になるなどのメリットも出ます。

実はこの話を進めていくと、アプローチは異なりますがSaasの話になる気がします。

結論

仮想化技術は各メーカの主張やそれぞれの表現は正しいと推測されます。しかしながらエンドユーザが必要としている機能は、単品の技術では解決できないと思っています。インフラやネットワークもコントロールしながら適切なサービスを組み合わせる必要があります。

 

本当のエンドユーザが必要としているサーバインフラを提供する事に終わりはないと感じた2007年でした。

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