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10G の測定とは

November 7th, 2007

研究者の方から10Gのスループット計測について質問を受けた。測定結果が一定では無いため、どれを信じてよいのか分からないとの事であった。そもそも彼はネットワーク技術を研究しているのではないため、私に情報を求めてきた。サーバ負荷とネットワークの相対的な関係を論文にまとめているとの事だったので詳細は不明ながら、この話に取りかかってみた。

話を聞いてみると 論理値が違う事、テスターの種類よって大きく変動する事、および同じテスターでも値が揺らぐに分類されている事が分かった。

(論理値の違い)

論理値が違う事は、10Gの概念が今までの1Gと違う事にある。LAN系の10G(今回はLR)に関しては物理レベルでは10Gb/sを超過している。あまり有名ではないがPOS系の10Gは物理的に10Gb/sである。彼が考えていた論理値は物理で10Gb/sであったため、論理的に混乱したと思われる。良く研究されている証拠でもあるが、意外な違いに人は気がつかないものかも知れない。

(テスター間の違い)

テスター間の違いは非常に簡単であった。研究所なので古いながらもA社、I社、 S社のテスターを使用し、その目的(生成するパケット)に応じて使い分けていた。本テスターのハードおよびソフトの仕様を確認し、スループットの値を計算したところ以下のようになっていた。

  • A社はパケット
  • I社はフレーム
  • S社はフレーム+CRC

使っている人には当たり前かも知れないが、 使っているテスターが多いが故に発生した混乱および気がついた問題点であった。

(IPG)

この問題に気がついた彼は天才かも知れない。10Gの仕様を読んでいれば気がつく話なのだが、彼はアプリケーションレイヤーから見れるパケットの揺らぎ(なんだろうか・・・?)から 一つ一つのパケットの到着時間が微妙に違うと指摘した。たまたまかも知れないが、10Gの規格ではIPGはAVGで考えられているため 、通過するネットワークデバイスによってIPGが変化する事に気がついたらしい。

(まとめ)

私自身も5年ほど前に10Gの機器を検証している中でほぼ同じ問題に遭遇して、仮定にたどり着くのに3日必要となり、テスターメーカの技術者とロジアナをつないで検証した事があるため気がついたが、ネットワーク技術については深く知らない彼であっても、全ての検査結果を解析し 、疑問と推理を積み重ねると、結果にたどり着く事に感服した。

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